「貴ノ岩」が腹を割って本音4時間 引退、「3千万円訴訟」の舞台裏を明かす

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体重は9キロ減

「引退することが報道されたのは7日ですが、その前に(暴行相手の付け人)貴大将には、“俺が悪かった”としっかり謝罪しました。そのうえで、“引退するのは俺の決断であって、お前が責任を感じる必要はない”と何度も強く伝えました。やっぱり気にすると思うからね。今でも部屋で会ったら普通に話しますよ。体調ですか? かなり崩しましたね。もともと自分は154キロくらいが平均体重なんですけど、この騒動で145キロにまで落ちました。9キロ減ですね。特に12月5日に九州から東京へ戻って、引退を決めた7日までの2日間はまったく何も食べていません。不思議とおなかがすかないんです。数日たって何か食べようとしてみても、最初はすぐに吐きそうになってしまって、なかなか食べることができませんでした」

 食事は1日1食、少し口にする程度だが、大して食欲はわかないという。取材中もツイッターで「貴ノ岩」と検索して報道を確認するなど、かなり気にかけている。テレビのニュース番組もよく見るようで、貴乃花関連のニュースを無言で食い入るように見つめていた。

 一方、世間の耳目を集めたのは、週刊新潮が水面下の動きを報じた日馬富士への「3千万円訴訟」だった。入院通院費・マスコミ対策費、幕内養老金や懸賞金、給与の差額などの逸失利益、慰謝料を合わせて約3千万円を日馬富士に請求――。法曹界のいわゆる相場では「2桁違う。吹っかけ過ぎ」と揶揄された調停は決裂し、10月4日、請求額を約2400万円に減額して訴訟に発展したものの一転、貴ノ岩側はこれを取り下げた。

「やはりモンゴルでのバッシングはありました。特にネットで悪口をたくさん書かれた。裁判前からある程度は想定していたものの、実際にあちこちで悪く言われるのを聞くのはショックでした。とにかく、自分はモンゴルで誤解をされたくない。それだけです。最終的にはモンゴルの家族と相談して決めました」

(2)へつづく

週刊新潮 2018年12月27日号掲載

特集「『貴ノ岩』が腹を割って本音4時間! 『貴乃花親方に見届けてほしかった』」より

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