何に使った「二階幹事長」 自民党からの「機密費」14億円

政治 週刊新潮 2018年12月13日号掲載

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〈支出を受けた者の氏名〉の欄には、ひとりの政治家の名前がズラリと並んでいた。昨年の政治資金収支報告書が公開されたことで、物議を醸しているのは自民党の二階俊博幹事長(79)。およそ14億円もの「機密費」を一体何に使ったのか。

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 自民党本部の収支報告書をめくれば一目瞭然。

9月29日:5千万円

10月2日:5千万円

10月3日:5千万円

10月6日:6800万円

 連日のように千万単位の「政策活動費」が自民党から支払われているのが分かる。ここに列記した金額を含め、自民党が昨年1年間に二階幹事長に支払った総額は13億8290万円に上る。党内で2番目に多い吉田博美・参院幹事長ですら約1億円だから、二階氏の突出ぶりは明らかだ。

 では、政策活動費とは何なのか。政治部記者によると、

「政策活動費は、政党が政治資金から支出する“組織活動費”のひとつです。組織活動費は、県連が主催するセミナーに講師を招く際の“旅費交通費”などに充てられます。ただ、政策活動費として議員個人に支出された場合、その後の使い道を公開する義務がありません。官房機密費になぞらえて“党の機密費”と呼ばれる所以です。目下、このカネを差配しているのが二階幹事長なのです」

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