対中「貿易戦争」だけではない「軍事力」攻防で米国の「焦り」(中)

国際Foresight 2018年11月29日掲載

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 米国側のこうした焦りは、米国の安全保障関連シンクタンク「ランド研究所」が2016年8月に公表した詳細な報告書「中国との戦争」(研究の予測範囲は2015~2025年まで)でも顕著だ。

 タイトル通り、米中間で戦争が起きた場合を想定しているのが特徴だ。そこでは「米中は、陸海空、宇宙、サイバーなどの広大な領域で戦闘を行うのに十分な兵力、技術、工業力を有している」とし、米中戦争が起こる要因として、「尖閣諸島など東シナ海での日中間の軍事対立」「領有権を争う南シナ海で中国が行う軍事的威嚇」「北朝鮮の政権崩壊に伴う米中軍事介入」「台湾有事」などが列挙されている。...

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