完全復活宣言の「福田こうへい」 大量吐血の原因とされる不摂生を煙に巻く

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デビュー曲の再発売で大ヒット

 ご存知ない方のために――。写真の福田を見ると、病み上がりのせいで痩せて見えるかもしれないが、これでも1週間入院し、1日3食、きちんと食べたおかげで3キロ太ったのだという。一体どんな食生活だったのか、語るに落ちるとはこのこと……。

 福田と言えば、2012年に発売されたデビュー曲「南部蝉しぐれ」が、翌年になってオリコン演歌チャート1位、総合でも25位を記録。民謡出身で高らかに歌い上げるその歌声は、サブちゃんこと北島三郎(82)に「歌謡界の宝になる」と絶賛された。

 13年のNHK紅白歌合戦に初出場し、この年を以て卒業のサブちゃんとの紅白共演も果たした。以来4回、紅白には出場している。デビュー直後から順風満帆のようだが、実はそうでもないというのは芸能記者。

「岩手の民謡歌手の父と民謡師範の母の下に生まれた福田ですが、両親へのコンプレックスがあったらしく、民謡を習い始めたとのは23歳の時だそうです。呉服店で働きながらでデビューも遅く33歳の時。デビュー曲『南部蝉しぐれ』は最初、10年6月に発売されていたのですが、まったく売れませんでした。いわば“たなざらし”だったものを、ジャケットを撮り直して12年に再発売したのです。それが13年にNHK『歌謡コンサート』に初出演し、そこでサブちゃんに絶賛されてから売れ始め、紅白出場へとつながりました」

「南部蝉しぐれ」は売れに売れ、14年には出荷枚数25万枚を突破して、日本レコード協会から“プラチナディスク”にも認定された。

「全国で年間200公演以上のコンサートを続けていますが、その最中に大量吐血したわけです。今年の紅白出場が叶わなかったことも原因じゃないかと囁かれたこともありました。今回の復帰コンサートでは、復帰を泣いて喜んでいるファンもいたそうです。忙しいのは結構ですけど、身体には気をつけてほしいですよね」(前出・芸能記者)

 浅草公会堂でのコンサートはDVD化もされ、今月11日には大阪に飛んで、「わが心の大阪メロディー」(NHK)の生放送にも出演する。確かに完全復帰のようだが、この番組、今、話題の上沼恵美子師匠(63)も出演するそうなので、会場の緊迫感に圧倒されて胃潰瘍になったりしないでね。

週刊新潮WEB取材班

2018年12月11日掲載

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