世界で展開「韓国」のプロパガンダ ウソの奴隷描写だらけの軍艦島絵本、元徴用工の怪しい証言……

韓国・北朝鮮週刊新潮 2018年11月15日号掲載

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「鉄格子」に「逆さ吊り」

 坂本氏は一昨年から昨年にかけて軍艦島の元島民の証言を集め、「YouTube」にアップしたが、同様の活動をしているのが、故加藤六月元農水相の長女で「産業遺産国民会議」の専務理事、加藤康子さんである。加藤さんは軍艦島を含む「明治日本の産業革命遺産」が2015年に世界文化遺産に登録された際の“陰の立役者”。そんな彼女が「軍艦島の真実」というウェブサイトを立ち上げたのだが、その背景には、

「イコモス(国際記念物遺跡会議)が軍艦島などを世界遺産に登録するよう勧告する前後に、韓国政府や韓国の市民団体から猛烈な反対を受けました」

 と、加藤さんご本人。

「価値そのものではない部分で世界遺産の登録にケチが付くのは通常では考えられないこと。市民団体が会場で配布した資料のタイトルも衝撃的でした。軍艦島の写真を表紙にして、『盗まれた国、拉致された人々』と書かれていました。そこで、端島(軍艦島)で暮らしていた方々に戦時中のことを聞こうと考えました。すると、いま世に出ている証言や資料には、実際の現場の状況を反映していないものが多くある、ということが分かったのです」

 例えば、16年に韓国で出版された絵本『恥ずかしい世界文化遺産 軍艦島』。そこでは、朝鮮人の少年たちが鉄格子の中ですし詰めになっている様子や、両足を縛られて逆さ吊りにされている場面が描かれているが、無論、そのような事実はない。ウソのレパートリーは、イソップ童話の「オオカミ少年」よりも豊富である。

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