24年ぶりタイトルの湘南ベルマーレ、賞金1・5億円は山分け?

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 Jリーグでの順位は14位(11月6日現在)。来季はJ2への降格も無きにしも非ずの、湘南ベルマーレがYBCルヴァン杯を初制覇して、優勝賞金1億5千万円を獲得した。

 27日のルヴァン杯決勝戦で、ベルマーレは横浜F・マリノスを1対0で下した。ベルマーレのタイトル獲得はベルマーレ平塚時代の1994年天皇杯以来、実に24年ぶり。サッカー専門誌の記者によれば、

「ベルマーレはJリーグ発足当時に準会員でしたが、99年にメインスポンサーが撤退。それ以降、資金難に陥って補強はままならず、多くの主力選手がチームを去っていったので、今回の優勝は感慨深いです」

 ルヴァン杯は、J1リーグと天皇杯に並ぶ三大タイトルの一つだ。ここ数年、J1とJ2の昇降格を繰り返しているベルマーレの勝利は今季の大ニュース。サッカー評論家の佐藤俊氏は、こう分析する。

「ベルマーレを率いる曹貴裁(チョウキジェ)監督は、若手には知名度に関係なく調子のいい選手を優先して起用する。その一方、他のチームで活躍できなかったベテラン選手を“再生”に導いています。また、今年4月にライザップがスポンサーになり、3年間で10億円をチーム強化に投じると発表しました。これからはリーグ戦でも強くなっていくのではないでしょうか」

 ところで、優勝賞金は監督と選手で山分けするのか。ベルマーレに聞くと、

「金額はいえませんが、選手には出場時間に応じて、スタッフには一定額を分配する予定です」(広報担当者)

 苦労しただけに、カネの有難さがわかる?

週刊新潮 2018年11月8日号掲載

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