島津有理子アナ語る“医師挑戦” 10月からは医大生

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 かつて弁護士に転身した女子アナはいたが、このチャレンジはちょっとまねできない。NHKの島津有理子アナウンサー(44)が、医師国家試験に挑むと、9月19日、退局した。

「司会を務めていた『100分de名著』で紹介した、精神科医・神谷美恵子さんの『生きがいについて』に心打たれ、背中を押されたのがきっかけでした」

 とは、島津さんご本人。

「幼い頃は体が弱く頻繁に病院に通う子でした。家の傍のクリニックにいらした女性の先生に憧れ、ずっと私の中で医師への思いが捨てきれずにあったんです」

 1997年、東大経済学部卒後、入局。「おはよう日本」、「ひるまえほっと」のキャスターなどを歴任。直近では「100分de名著」で伊集院光と司会役、「ごごナマ」プレゼンターを担当。大河ドラマのエンディング「西郷どん紀行」ナレーションもこの人だ。

「アナウンサーの仕事が嫌いになったわけではないので寂しさはあります。でも10月からは大学に入学し、勉強を始めています。さすがに医学部との両立は無理なので退職を決めました」

 弁護士の夫があり2児の母でもある島津さん、また40歳を過ぎてからの医学という未知の理系分野への挑戦。迷いはなかったのか。

「無茶な挑戦を受け入れてくれた家族には本当に感謝しています。私、卒業こそ経済学部ですが、入学時は理科II類。元々は理系の勉強をしていたんですよ。アナウンス室で退職を報告した際も、皆さん驚きつつも私の新しい挑戦を応援してくれました。そういえば退職前、有働由美子さんにメールで相談したんです。そうしたら“新しい事を始めるのはいい事だから”と返信をもらいました。勇気づけられましたね」

 内科医、外科医、あるいは精神科医など、何科の医師を目標とするのだろう?

「興味のある分野はいろいろですが、まだ決めていません。学びながら考えるつもりです。アナウンサーの経験が何らかの形で活かせればいいなと……」

 有働サンは民放で新たなスタートを切ったが、こちらも医師への挑戦が始まる。

週刊新潮 2018年10月11日号掲載

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