実は死んだふり? 引退会見「貴乃花」の秘策 協会の怒涛の攻めに対抗

国内週刊新潮 2018年10月4日号掲載

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“しんどくなりました”

「一門に属するためには、“告発は事実無根”と認めることを条件としていました。到底、貴乃花親方が呑める話ではないことは協会も分かっていた筈ですが、9月27日の理事会までに、どこかの一門へ所属するよう命じていたのです」(同)

 その期限が迫る中での会見だったのだ。そのためか、ここ数日の貴乃花親方は、“戦意喪失”したかのような言動を繰り返していた。

 あるタニマチによれば、

「夏巡業にも呼ばれず、顔を出しても周りの親方衆からは腫物に触るように無視されていたそうです。そういう空気に親方は参ってしまったんでしょう。後援者が引退について翻意を迫っても、“もう何もできませんよ”“弟子たちが残ってくれれば、それでいいです”と繰り返すばかりでね。力になると声をかけても“いろいろあって、正直しんどくなりました。すみません……”と呟くだけでしたね」

 だが、貴乃花親方は“死んだふり”をしているだけと言うのは、古参のさる相撲ジャーナリストである。

「貴乃花親方は協会と刺し違える覚悟です。会見では否定しましたが、今後は法廷で地位確認訴訟など、なんらかの訴えを起こす可能性も残されている。そうでなければ、わざわざ弁護士事務所で会見をやる必要もないでしょう。やっぱり協会はおかしいという風潮が世間に広まったところで、改めて法廷へ打って出る。結果、白黒ハッキリつけることができれば、節を曲げないで晴れて相撲界へ復帰できます。弟子たちは、貴乃花一門と親交の深い千賀ノ浦部屋に全員移籍するので、いつでも戻ってこられます」

 このまま矛を収めるとは思えないと言うのだが、片や協会の側もこの会見を苦々しく見ていると話を継ぐのは、ある協会関係者で、

「協会にとっても予想外の出来事で、貴乃花が辞めてくれてよかったとは思っていません。理不尽な圧力をかけていたとなれば世間の印象も悪いですし、今年はスポーツ界でのパワハラが問題になったでしょう。改めて貴ノ岩騒動が蒸し返されることを恐れています」

 貴乃花親方の、次の“秘策”に注目が集まる。

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