“証拠は私自身”と八百長を暴露 中盆と呼ばれた元小結「板井圭介」氏(墓碑銘)
現役時代もさることながら、角界のタブーに切り込んだ引退後の姿が、人々の脳裏に残る。週刊新潮のコラム「墓碑銘」から、板井圭介氏の生涯を振り返る。
大相撲の元小結、板井圭介氏は、物議を醸した人である。引退後の2000年、日本外国特派員協会の講演で八百長の存在を明言、自らの関与も認めたのだ。
この席で、関脇当時の曙に40万円で自分から星を売ったと告白。当時の横綱、大関で八百長をしなかったのは大乃国ぐらいとも語った。さらに疑惑の現役力士の名を約20名も挙げた。...