【異能異才列伝】(4)「近所のおっちゃんおばちゃん」が膝を打つ「おもろい病理学」

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 昨年出版された『こわいもの知らずの病理学講義』(晶文社)が、そのわかりやすさと面白さで医学書としては異例のヒットを続けている。

 著者は仲野徹さん。1957年大阪生まれで、大阪大学医学部を卒業後、内科医を経てドイツに留学。帰国後は京都大学医学部講師、大阪大学微生物病研究所教授を経て、現在は同大大学院医学系研究科教授。ノンフィクション読書、僻地旅行に義太夫と、趣味も多彩だ。

 人気の本書は、仲野さんの学生向けの人気の講義「病理学総論」の内容を、「近所のおっちゃんおばちゃん」(本人談)に読んでもらうつもりで書き下ろしたもの。...

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