安倍首相が留守なのに国会デモ 目的はマスコミアピール(KAZUYA)

政治週刊新潮 2018年5月3・10日号掲載

  • 共有
  • ブックマーク

 4月14日、熊本の震災から2年を迎えたこの日に、国会前で大規模な反政府デモが開催されました。活動家界隈も相当熱心にやっていたようで、4月7日には朝日新聞にデカデカと告知の意見広告を出しています。他にも東京新聞や毎日新聞にも出ていたので、一体いくらかかったことか……。広告は全国の賛同者から送られた寄付で掲載されたといいますが、なんとも怪しい話です。

 表向きは森友学園に関する公文書改ざんの真相解明を求めるとなっています。しかし結局「安倍やめろ」になるいつもの人たちがやっていました。

 彼らの行動はマスコミ用のアピールでしかありません。なぜなら14日は土曜日です。国会はやっていませんし、議員の多くは地元に帰ります。訴えるべき安倍総理は大阪にいました。

 デモの目的はマスコミに取り上げてもらい、「安倍やめろは主流なんだ」と世論を捏造することです。彼らは選挙で勝てない(もしくは選挙権を持っていない)から、デモ活動に訴えます。行動は否定しませんが、デモ活動でなんでもひっくり返る世の中こそ恐ろしいのではないでしょうか。

 現地に行った人のツイートを見ると、共産党や労働組合の幟多数。日本人が書いたとは思えないプラカードも見受けられます。もちろんフリーで参加した人もいるでしょうが、動員がなければ集まらないでしょう。主催者発表によれば3万人集まったと鵜呑みにした朝日新聞などが報じています。しかしこれこそフェイクニュースもいいところです。

 朝日などは人が密集している場面を写真で撮って多いように見せていましたが、TBSの報道特集が空から俯瞰した映像をうっかり放送してしまいました。見ると後ろの方はスカスカでとても3万人には見えません。

「嘘をつくな」と政権を糾弾するデモ隊が参加者を水増ししてはいけないでしょう。人数を「盛り掛けしている」と書いている人がいて笑ってしまいました。

「9条を守れ」のような主張もしていましたが、平和愛好家のはずの彼らは警察が道路への侵入を阻むために設置したバリケードを突破し、道路になだれ込んでいます。まさに“ピース暴徒”。

 それにしてもデモの人数がだんだん減少しているように見えます。3年前の安保法制を巡るデモ活動の方が活発でした。高齢活動家は徐々に引退していくでしょうし、入れ替わりで若者が入るのかといえばそんなことはありません。特にネット世代は引いて見ている人が多いでしょう。デモ活動家が作ったツイッターのハッシュタグ「#国会前大集合」も僕や引き気味に見ている人のものが上の方に表示されていましたし、リツイート数も多かったのです。

 デモ隊はいつも同じようなメンツで「共謀罪で自由に活動できなくなる」とわめいていたのに、今も自由自在に反政府デモをやっているわけですから、「この人達の主張ちょっとおかしいんじゃないかな?」となるのは自然なことです。

 森友問題における文書改ざんも財務省にいうのではなく、すべて「安倍やめろ」。これではネット時代を生き抜けない。

KAZUYA
1988年生まれ、北海道出身。12年、YouTubeで「KAZUYA Channel」を開設し、政治や安全保障に関する話題をほぼ毎日投稿。チャンネル登録者40万人、総視聴数は1億4千万回を超える。近著に『日本人が知っておくべき「日本国憲法」の話』(KKベストセラーズ)