「オリンパス粉飾事件」ドキュメンタリー 社内ではタブー扱い
7年前、粉飾決算事件を起こした大手光学機器メーカー「オリンパス」。性懲りもなく、中国現地法人が反社会的企業と取引を行い、それを問題視した弁護士資格を持つ社員にパワハラを働いたのは昨年末。本誌(「週刊新潮」)は2度に亘りこの問題を報じたが、泣きっ面に蜂。ここにきて古傷を抉るような長編ドキュメンタリー映画が公開される。
その映画は、山本兵衛監督の「サムライと愚か者」だ。オリンパス粉飾事件がテーマで、事件をスクープした経済ジャーナリストの山口義正氏や、粉飾を告発して解任されたマイケル・ウッドフォード元社長などへのインタビューで構成されている。...