「ミヤネ屋」に肉薄!「ゴゴスマ」が打ち切り寸前から視聴率8倍になったワケ

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石井アナの喋りは東京で開花

――名古屋ローカル時代の石井アナの喋りは、今よりもクダけていたのだろうか。

稲垣:いえ、名古屋の頃は、生(放送)重視ではなかったので、VTRが多いんです。そのため、用意されたコメントを淡々とやっていた印象です。東京で流れるようになって、生重視、しかも、1つのネタを長々とやるようになって、本来の石井の喋りが活きてきたと思います。それもこれも、3年近く我慢強く放送してくれたTBSさんのおかげですよ。

――2月2日には視聴率7.2%のベストを更新。いよいよ「ミヤネ屋」を追い抜くか。

稲垣:いや、まだまだです。7.2%といっても、その日の「ミヤネ屋」は8.9% ですからね。完全独走態勢ではなくなったかもしれませんが、今も大きな存在で目標です。視聴率が上がっているというのは、我々スタッフも石井も、大きなモチベーションになってます。

――NHKは昨年、一文字違いの「ごごナマ」という番組をスタートしたが、それも好調の表れでは?

稲垣:いやとんでもない。ビックリしましたよ、「なんでウチなの?」とみんなで首かしげてました。でもおかげで、司会の船越英一郎さん(57)が何回か「ゴゴスマ」って言い間違えてくれました。

――ところで、最後の7~8分は東京では流れない。ローカルでは一体何を喋っているのか。東京では喋れないことを言ってるのでは?

稲垣:あーあれですか。最後の最後に、ローカル情報を今もやっているんですよ。こっちのデパートの催しであるとか、それは東京で流してもしょうがないですからね。ま、たまには東京での話を喋ることもありますが。

――うーん、ローカル情報も見てみたい気も。TBSも最後まで流してみてはどうだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2018年2月15日掲載

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