賞味期限切れでも… 松坂大輔の“美味しい”食べ方

スポーツ 野球 週刊新潮 2018年2月8日号掲載

  • ブックマーク

“腐っても鯛”というが、この人はどうなのだろう。

 ソフトバンクで12億円もの禄を食(は)みながら、3年間でわずか1イニングしか登板しなかった男、松坂大輔(37)。“賞味期限切れ”は誰の目にも明らかに見えるが、

「中日ならうまく“料理”するかもしれませんよ」

 とスポーツ紙デスク。

 西武入団時のコーチだった森繁和監督、あるいは先輩だった友利結編成担当の口利きとも囁かれているが、

「たしかに松坂にとっては安心して身を委ねられる球団でしょうが、中日は単にコネで入れたわけではありません。スター不在の中日は昨季、本拠地ナゴヤドームの入場者数が開場以来ワーストを記録。人気回復のための“客寄せパンダ”がどうしても欲しいのです」

 マウンドに上がらないことにはパンダにもならないと思うのだが、

「ソフトバンクと違って、松坂の年俸は一軍の最低年俸というべき1500万円。なので、キャンプの観客だけでも元がとれますよ」

 キャンプどころか、地元メディアは入団前から松坂を“美味しく”いただいていた。入団テストが行われた1月23日に名古屋・CBC制作の「ゴゴスマ」はその様子を生中継したほどだ。

「それに、ソフトバンクは12球団随一の戦力ですが、中日は比較にならないほど貧弱。ですから、松坂だって登板の機会が増えるかもしれない。といっても、50歳まで現役を続けた山本昌の晩年のように1〜2カ月に1度先発という使い方になるでしょうが、その日だけでも球場に客が入ってくれれば球団は御の字です」

 11年前のことだ。かつてメジャーに在籍したこともある有名選手が自由契約で行き場を失った。中日は彼をテストし、格安の年俸で入団させた。中村紀洋。その年、彼は日本シリーズMVPに輝いた。

「松坂の背番号は99に決定。当時の中村と同じ背番号です。中日にとっては、鯛というより“二匹目のドジョウ”なんですよ」