主義主張を押し付ける「朝日」「東京」「毎日」の“東電イジメ”報道

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主義主張を押し付ける

 原発を、福島の事故以前に唱えられていた「夢のエネルギー」だと夢想し続けるのが愚かなら、それをゼロにすれば「平和」になると夢想するのも、同様に愚かだと知るべきだろう。

「日本の新聞は事実よりも主義主張を伝えることを優先します。だから、柏崎刈羽原発への規制内容もきちんと報じないし、福島第一原発の事故の原因も、検証が終わって明らかにされているのに、きちんと伝えられていない」(奈良林教授)

 新聞は、議論の土台となる事実を報じず、主義主張だけを押しつけているのが現状だというのである。しかるに朝日は、先に引用した社説に続けてこう書く。

〈国民に説明し、理解を得る責任が政府にはある。それを果たさないまま、なし崩しに再稼働を進めることは許されない〉

 その言葉は、行われている安全対策は無視して報じず、「危険」の大合唱に終始する彼らへの、巨大なブーメランにほかなるまい。

週刊新潮 2017年10月19日号掲載

特集「『柏崎刈羽原発』屋上屋の安全対策にも危険の大合唱 『朝日』『毎日』の偏執的『東電』イジメ」より

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