初公開「プロ野球選手」チーム満足度のマル秘調査記録 ソフトバンクはホワイト球団

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逸材ぞろいの今年

 折しも、10月26日にはプロ選手になるための登竜門・ドラフト会議が行われる。どの球団が誰を指名するのか、ドラフト候補の選手にとっては「運命の一日」となるわけだが、今年の目玉選手は何と言っても早実の清宮幸太郎選手である。

「清宮選手は少なくとも9球団が1位指名すると見られています。10月2日には各チームのスカウトマンが早実を訪れ、清宮君と面談している。高校通算で111本のホームランを打っているだけあって、やはりスラッガーには関心があるのでしょう。清宮君は横浜DeNAベイスターズの吉田孝司スカウト部長に、筒香嘉智選手がどうやってパワーヒッターになれたのかを熱心に聞いていました」(スポーツ紙記者)

 この他にも、今回のドラフト会議では広陵の中村奨成選手、履正社の安田尚憲選手、JR東日本の田嶋大樹投手など、例年に劣らず逸材ぞろいである。

 だが、華やかなドラフト会議とは裏腹に、プロ野球は激しい競争社会だ。最初こそルーキーとしてスポットライトを浴びても、億単位の年俸を稼げるプレーヤーは1割ほど。もちろん、ケガやスランプは付きもので、長く活躍できる保証はどこにもない。いくらチームに貢献したと思っても、プレーを正しく評価してもらえなかったり、同じ成績でも他の球団の選手より年俸が少なかったりすることも珍しくない。

 清宮選手は、「自分を厳しく指導し成長させてくれる球団」を希望しているが、もちろん自分をより良く評価してくれて、年俸も高い方がいいに決まっている。

 プロの野球選手たちは、自分の球団にどれほど満足しているのだろうか。そんな先輩の本音を、「ドラフトの目玉」だって知りたいはずだ。

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