再び“パンドロ”の箱を開いた「高木大臣」公認争い

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 再び、“あの箱”の蓋が動き始めた。

 若かりし頃に女性の下着を盗んだと本誌(「週刊新潮」)に報じられた“パンツ大臣”こと高木毅元復興相(61)が、総選挙を前に、“公認取り消し運動”を起こされていた。

 地元紙記者の話。

「仕掛けたのは、高市早苗さん(前総務相)の前夫で、自民党福井県連会長の山本拓代議士です。山本さんはもともと福井2区から出馬していましたが、前回の選挙から区割りが変わり、選挙区が1つ消滅。比例単独候補となっているのです」

 そして現在、山本氏のかつての地盤を含む選挙区から立っているのが、他ならぬ高木氏というわけだが、

「再び選挙区から出馬したい山本氏は、高木氏の“下着泥棒事件”について、改めて調査。結果、クロという判定が出ました」(同)

 ところが、

「党本部は“選挙区は高木、比例は山本”の姿勢を崩さない。業を煮やした山本さんは、選挙区からの出馬を表明したのです」(同)

 さらに、

「独断で県在住の党員に両氏の名前が書かれたハガキを送付し、選挙区候補として相応しいと思う方にマルを付け返送させる、意向調査まで行っています」(同)

 この運動について、当の高木氏は黙殺しているが、

「地元の敦賀市では、高木氏の出馬を女性有権者が強烈に嫌悪していて“絶対に入れない”という声が高まっている」(党県連幹部)

 2区からの出馬が決まったが、苦戦は必至。投票箱よりも先に開くは“パン泥の箱”──。

週刊新潮 2017年10月5日号掲載

特集「嘘と恨みと私利私欲 落としたい『政治屋』」より

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