8月の内閣改造、目玉は「三原じゅん子厚労大臣」 “女性活躍”の看板で

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“客寄せパンダ”の三原じゅん子

 一方、安倍政権は一貫して、“女性活躍推進”を看板政策に掲げている。

 そのため、これまでの閣僚人事で、積極的に女性登用を行ってきた。“うちわ問題”で身を引くはめになった松島みどり元法相しかり、政治資金のデタラメ収支報告で辞任した小渕優子元経産相しかり……。

 自民党所属のある国会議員が言う。

「稲田防衛相も失敗例の一つですが、今度の内閣改造でも女性を登用することに変わりはないようです。ただ、“看板”を背負ってくれる人材がなかなか見当たらず、安倍総理は頭を悩ませていた。実は、そこで浮上してきたのが、抜群の知名度と人気を誇る三原じゅん子参院議員なのです」

 本来、入閣適齢期は衆院なら当選5回以上、参院では当選3回以上。しかし、三原参院議員はまだ、当選2回である。

「普通なら大臣の椅子に座ることはあり得ません。でも、安倍総理は内閣改造の目玉にする腹積もり。少子化担当大臣が妥当との説もありますが、厚労大臣が有力視されている。三原さんは子宮頸がんを患った経験から厚労政策をライフワークにし、今国会でも受動喫煙防止に積極的に取り組んでいた。受動喫煙防止の原理主義的な厚労省案に拘った挙げ句、法案提出もできなかった塩崎恭久厚労相には不満噴出で、交代は既定路線になっています」(同)

 とはいえ、客寄せパンダさながらに、厚労大臣という重要ポストに就くことが許されるのか。

 そもそも、三原参院議員にも、後ろ暗いところがまったくないわけではない。

 実は、初当選後から、内縁関係にあった11歳年下のミュージシャンを秘書として雇い入れ、税金で養っていたのだ。おまけに、そのミュージシャンの実妹が生活保護を受けていたにもかかわらず、厚労政策をライフワークにする彼女が何ら救いの手を差し伸べていなかったことも、本誌(「週刊新潮」)の取材によって発覚した。

 それだけではない。

 今度は、三原参院議員の前に24歳年下の政治家志望の男性が現れた。するとこれまた秘書に抜擢したうえで、ミュージシャンを袖にし、昨秋、交際2カ月で電撃結婚。ただし、元内縁夫にはつい最近まで、ほとんど仕事がないのに、“慰謝料代わり”に秘書給与を支払い続けていたという。

 政治は血税を貪る生活互助会の場ではあるまい。大臣として相応しい資質を備えていると言えるのか。

週刊新潮 2017年7月27日号掲載

特集「目玉は『三原じゅん子厚労大臣』! 『小泉進次郎』には逃げられた!? 検査入院で手負いの『安倍総理』トホホな内閣改造」

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