星野源もびっくり!? 中村勘九郎が踊った歌舞伎版“恋ダンス”のレベルが高すぎて大絶賛

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星野源人気も続行中

 東京・歌舞伎座で行われた「第38回俳優祭」の様子を追ったテレビ番組「熱演!競演!歌舞伎のにぎわい ~第38回俳優祭~」が、4月30日21時からNHK Eテレで放送された。“俳優祭”とは昭和32年に始まり以降数年に一度開催されている人気のイベントで、歌舞伎界の“ファン感謝デー”とも言われている。歌舞伎俳優が勢ぞろいし、模擬店で売り子を務めたり、俳優祭でしか見られない演目があったりと、ファン垂涎もののこのイベントのチケットは、毎回熾烈な争奪戦となっており大人気を博している。
 
 そのイベントの模様がテレビで放送され話題をかっさらっているのが、中村勘九郎による「恋ダンス」である。2016年に、新垣結衣、星野源が出演し大ヒットとなったTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」。中でもエンディングの“恋ダンス”が一大ブームを巻き起こしたことは記憶に新しい。そんな現代の流行と伝統芸能が混ざり合うとどうなっちゃうの? と首を傾げる人もいるだろうが、実際に踊っている中村勘九郎の姿を見た視聴者のSNSでは、「歌舞伎風だけどキレが良くて、いつも通りの手先の捌きの綺麗さ。笑った。最高だな。これ生で見たかったな」「ダンスがちゃんと『恋ダンス(歌舞伎仕様)』になってるのもそうだけど、これお囃子の編曲すげえ!!!」「恋ダンスが、ちゃんと歌舞伎の踊りにアレンジされてるんだもの。これぞ型破り」と大絶賛の声が続々。

「歌舞伎の語源は「傾(かぶ)く」。流行の最先端をいく奇抜なファッション、世間の常識はお構いなしの「かぶき者」をまねた扮装で見せたのが、歌舞伎のルーツといわれる「かぶき踊り」でした。既存の考えにとらわれずに流行を取り入れ、人々を楽しませる――それは、歌舞伎がたえず受け継いできた精神なのです」(歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」HPより抜粋)

 一見奇抜に見える歌舞伎ד恋ダンス”。しかしルーツを探ってみれば、これぞまさに伝統的な“歌舞伎”なのかも。“恋ダンス”ブームに乗っかって、歌舞伎ブームの到来となるか。

デイリー新潮編集部

2017年5月1日掲載

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