「トランプ大統領」誕生の陰で…FBIとCIAのいがみ合い

国際週刊新潮 2017年1月26日号掲載

 インテリジェンス(情報)が国家の根幹をなすのは言を俟(ま)たない。各組織が協調し、対話を有利に進めるのは外交の要諦であろう。が、米国で双璧をなす機関が、あろうことか新大統領誕生の陰でいがみ合いの只中にあるというのだ。

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 他ならぬFBI(連邦捜査局)とCIA(中央情報局)の話である。ヒラリー・クリントンの私的メール問題に関し、FBIが調査再開を公表したのは10月下旬のことだった。

「これでオバマ=ヒラリー陣営と袂を分かち、FBIは完全にトランプの軍門に降(くだ)った格好となりました」

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