春節到来直前! 中国人観光客の財布を開くためのアイディア ①飲食店編

仕事術2017年1月26日掲載

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 訪日中国人の「爆買い」に陰りが見えてきたと伝えられる一方で、彼らの関心が「モノ」から「体験(観光や食事)」に移ってきた、という見方もある。

 飲食店関係者には、そこに商機を見出そうとしている方も多いことだろう。

 ただし、何の知識も策もなくては話にならない。

 中国ビジネスのコンサルタントの岡部佳子さんは、新著『中国人観光客の財布を開く80の方法』で、飲食店関係者向けに「胃袋は確実につかめ」と1章を割いて、「訪日中国人の傾向と対策」を解説している。

 以下、同書をもとにその一部をご紹介しよう。

①高価でも質の高いメニューを薦めよ

 本国には食うや食わずの人も多くいるとはいえ、日本に来る中国人は、美味しくて珍しい食をもとめている。そのためにはお金を惜しまない。
 日本人から見て高いと感じるものも高いとは思わないのだ。
 実際に、大阪の某市場では1口サイズの牛肉が4切れ刺さった1本1000円の串焼きが、中国人観光客に飛ぶように売れている。
 予算としては一般的に昼食で2000円~3000円、夕食で5000~6000円といったところだという。

②温かい料理に勝るものなし

 彼らはもともと冷たいものを口にしない。中華料理で前菜の一部に冷菜がある以外に熱い料理ばかりなのはそのため。中国では、会話に夢中になって冷めた料理を、店が温め直すというサービスが当たり前に行なわれているほどである。
 レストレンでも、できる限り熱い状態で出すことが望ましい。もしも冷たい料理を注文されたら、本当にそれで良いのか確認したほうがいいだろう。

③飲み物に氷を入れるべからず

「冷たいものを飲むと死ぬ」と言い伝えられていることもあり、多くの人が冷たい飲み物を好まない。中国のレストランでビールを注文しても、ぬるいものしか出ないのはそのためだ。
 最近ではコンビニが普及したこともあって、若者は冷たい飲み物も好むようになったとえはいえ、抵抗のある人も多い。
 飲食店では、水やドリンクに氷を入れていいかどうか聞いたほうがいいだろう。

 文化の違いを知り、ほんのちょっとした工夫をするだけでも印象が大きく変わり、その後のリピーターを作れるかどうかも変わってくる、と岡部さんは指摘している。

デイリー新潮編集部