車谷長吉との結婚生活は「修行でした」 夫人が語る

文芸・マンガ週刊新潮 2016年12月22日号掲載

 1993年に「鹽壺(しおつぼ)の匙」で芸術選奨文部大臣新人賞と三島由紀夫賞、98年には「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞を受けるなど、輝かしい受賞歴の一方、執筆を巡るトラブルや、強迫神経症に脳梗塞、と病歴も数々。昨年5月、誤嚥による窒息のため69歳で亡くなった作家の車谷長吉(ちょうきつ)氏(本名・嘉彦)。妻で詩人の高橋順子さんは、氏との結婚生活を、こんな言葉を用いて総括する。それは、「修行」であったと――。
 
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 車谷を「無頼」と考える方もいらっしゃるようですが、私はそうは見ていませんでした。

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