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村上春樹がついに伝説のビート詩人に挑んだ これは“事件”だ
村上春樹氏が「ビート・ジェネレーション」を代表する伝説の詩人アレン・ギンズバーグ(1926年~1997年)の詩を翻訳し、文芸誌「新潮」に掲載され「これは文学的な事件だ」と大きな話題になっている。
世界に大きな影響を与えた詩人と村上春樹氏の組み合わせだけでも充分に“事件”だが、今回の翻訳プロジェクトが実現した背景には、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」に選ばれたパティ・スミスと現代音楽の巨匠フィリップ・グラスがかかわっているというのだ。...
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対話による緻密でスリリングな分析/『村上春樹で世界を読む』
村上春樹は幸せな作家だ。何冊ものオマージュ本が捧げられ、無数の論文が書かれ,批評家たちが競って採り上げる。村上作品の何が人々を惹きつけ、情熱を掻き立てるのか? 本書はその謎を解く糸口を提供してくれる。語り合うのは、長年、新聞社の学芸部で活躍してきたベテラン文芸記者(重里氏)と、大学で創作を教える傍ら批評や小説を発表している作家(三輪氏)。『ノルウェイの森』から、最新作にいたるまでの主な長編小説八篇と、『アンダーグラウンド』『約束された場所で』の二長編ノンフィクションを一章ごとに採り上げるという構成で、時には互いに共感し、時には反論し合いながら、対話は深まってゆく。...
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