“北斎作”の西洋画、真贋に議論 オランダの博物館所蔵

アート週刊新潮 2016年11月3日号掲載

 富士山をバックに、巨大な波に翻弄される小舟の絵からは想像しにくいが──。

 葛飾北斎(1760~1849)が描いた西洋画が確認されたと、新聞各紙、NHKが一斉に報じた。

 文化部記者の話。

「事の発端は、10月22日に長崎市で開かれたシーボルト関連の国際学会。そこで、オランダのライデン国立民族学博物館の研究員が、シーボルトが持ち帰った作者不詳の6枚の風景画を、北斎の作品だったと発表したのです」

 その根拠はというと、

「この研究員が最近、シーボルト直筆の目録を発見。

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