薬物乱用少女は「手の掛からない子」だった――家裁調査官があぶり出す真実

社会 2016年7月22日掲載

 前回に続いて、家裁調査官の手掛けた事件を見てみよう。

 家裁調査官は、捜査権や逮捕権などは一切持たない。地道な調査と、当事者とのカウンセリングだけを「武器」に、様々な問題の解決に当たるのだ。

 相手が未成年の場合は、保護者とも面接をして問題の所在を明らかにしていく。

 長く家庭裁判所調査官を務めた村尾泰弘氏村尾氏の新刊『家裁調査官は見た――家族のしがらみ』をもとに、薬物乱用少女のケースを紹介しよう。

 マキコ(仮名)は17歳の少女だ。薬物を使用しながら自動車を無免許運転していた。

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