英国の国民投票、やり直しの可能性は… 混乱続くEU離脱の疑問(5)

国際週刊新潮 2016年7月14日号掲載

「民意」はかくも移ろいやすい。

 70%超の投票率の下で決められた「EU離脱」。だが、再投票を求める署名が400万人以上集まり、デモが起きているのもまた事実。それに乗じ、現実にやり直しのシナリオを描く向きもある。

「イギリスでは、主権は下院にあるとされています」

 と述べるのは、ロンドン在住の国際ジャーナリストで『EU崩壊』の著者・木村正人氏である。

「国民投票にどんな拘束力があるのか、法的根拠がはっきりしません。そこで下院の判断で離脱の結果を覆せる、あるいは、もう一度投票の実施が出来るという声が出ています」

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