薬価を吊り上げる製薬会社のからくり〈医学の勝利が国家を亡ぼす 第6回〉

社会週刊新潮 2016年6月16日号掲載

 1年間使うと3500万円かかる日本発の新薬ニボルマブは、実はアメリカから輸入されている。非常識な薬価には巨大製薬企業の意向が反映し、われわれの保険料や税金が海外に吸い上げられているのだ。まさに国家を危うくする製薬会社の「からくり」を暴く。

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「医学の勝利」は、われわれが望んだはずだが、なぜそれが「国家を亡ぼす」という結果を導くのか。

 それは、だれも予想しえなかった勢いで押し寄せる高齢化の波の、さらなる呼び水になり、そうして増えつづける高齢者が「医学の勝利」の果実を、さらに求めるからだ。

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