膵臓がん告知から14年・岸本葉子 椎茸を買うにも“使い切る前にもしかして…” がんに打ち克った5人の著名人(5)

芸能週刊新潮 2016年5月19日菖蒲月増大号掲載

 岸本葉子さん(54)。共編著などを合わせ、100冊余を上梓してきたエッセイストで、目下、「NHK俳句」(Eテレ)の司会を務める。

 岸本さんが、聞き馴れぬ虫垂がんの告知を受けたのは01年10月、まだ40歳のころだった。すなわち、14年に亘って「がん後」を生きてきたことになる。

 そんな彼女曰く、がんであることが重くのしかかってくるのは告知のときではなく、治療後だという。

「治療前は期待感もあるんですが、手術後は再発に対する恐怖が大きくなる。主治医によれば、ステージは転移のない『3A』で、手術で治った確率は30%と言うんですが、じゃあ私は数年以内に70%の確率で死ぬのかと。

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