「良かれと思って」東日本大震災後に熊本へ移転していた不運な企業

企業・業界週刊新潮 2016年5月5・12日ゴールデンウイーク特大号掲載

“甲張(こうば)り強くして家押し倒す”。こんな例えがあるように、時として良かれと思って取った行動が、悲劇を産むことも少なくない。5年前のあの日以降、震災のリスクを避けるために熊本へ本社を移転した企業もあり、結果的に不運を招いてしまった。

 帝国データバンクによれば、東日本大震災発生から約1年で、東京や神奈川など東日本から九州や沖縄へ本社を移転した企業は37社。熊本は4社で、そのうち1社は上場企業だった。経済誌デスクの解説では、

「東京の墨田区から熊本市内へ本社を移転したのは、東証マザーズ上場で生花大手のビューティ花壇でした。

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