所在不明の「伊藤若冲」が83年ぶりに現れた深い事情 エンタメ アート 2016年01月31日 国の重要美術品に認定されていながら、83年間、所在不明の名画があった。 江戸時代中期の作品「孔雀鳳凰(くじゃくほうおう)図」。筆を揮ったのは伊藤若冲で、海外でも人気が高い画家である。 「大正15年の美術雑誌『國華』に写真で紹介されて以降、公に展示された記録はありません」(文化部記者) 昨年、東京都内で見つかり、若冲研究の第一人者である辻惟雄東大名誉教授と、所蔵先に決まった岡田美術館(神奈川県箱根町)の小林忠館長が真筆と鑑定したのだ。... つづきを読む 0