1500万円「心臓シート」を使える人、使えない人

食・暮らし週刊新潮 2015年12月3日号掲載

 日本の再生医療が躍進する契機になるか――中央社会保険医療協議会は11月18日、再生医療製品2種類の保険適用を決定した。

「昨年11月に施行された“医薬品医療機器法(旧薬事法)”は、再生医療製品の迅速な実用化を目指すもの。この法律下で最初の保険適用となりました」(厚生労働者担当記者)

 注目は“心臓シート”。重症心不全患者用で、大阪大学大学院心臓血管外科の澤芳樹教授が開発し、医療機器メーカーのテルモが共同研究を進めていた。商品名は“ハートシート”。

「心筋梗塞とは、心筋の一部が壊死した状態ですが、そこに患者自身の太腿の骨格筋からとった“筋芽細胞”を培養したシートを貼り付けると、それが心筋の回復を助ける」(同)

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