ウェル力ム! 紅白「小林幸子」のNHK貢献度

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 小林幸子(61)がついに巨大・豪華衣装で復活!?

 2011年の大晦日を最後に、33回連続出場していた紅白歌合戦から遠ざかっていたが、NHKからお呼びがかかったと11月20日に報じたのは日刊スポーツ。

「各紙裏取りに走りましたが、26日の発表前のため小林の事務所は否定。ただしオファーがあれば喜ばしいと歓迎ムード」(芸能記者)

小林幸子

 NHKは、12年には美輪明宏と矢沢永吉、13年は北島三郎の紅白引退、あまちゃん特別編、昨年はサザンオールスターズ、中森明菜……と話題作りにつとめてきた。が、昨年は年間最高視聴率No.1(関東地方)の座をサッカーW杯(日本vs.コートジボワール戦)に譲り渡してしまった。

「紅白にとって年間最高視聴率は最重要課題。しかし、昨年の“アナ雪”のようなヒット曲が今年はなく、目玉も望めない」(同)

 といって、小林が切り札になるだろうか。上智大学の碓井広義教授(メディア論)は、あり得るという。

「NHKは若者を呼び戻すため、狙いをオタクにシフトしています。事実、映画が大ヒットしたアニメ『ラブライブ!』の特集を何度か組み、年明け2日からは民放で放送したアニメ版をEテレで再放送すると発表しました。その声優たちを紅白にという噂もあり、小林さんもその狙いの1人」

 落選した後の小林は、活動の場をオタク文化に求めた。元々巨大な衣装はゲームオタクから“ラスボス”のようと人気があり、さらに音声合成ソフト“初音(はつね)ミク”の『千本桜』をカバーすることで、彼らに再評価され生き返ったのである。

「彼女はEテレの『趣味どきっ!』の“スマホ動画”の生徒役として出演しており、NHKへの貢献度も十分。紅白復活への大義名分は整っています」(同)

 いまやクールジャパンの国是にも則った小林幸子。紅白復活ならば歌うは『千本桜』以外にないが……。

「日の丸や反戦国家、断頭台といった歌詞を、紅白で放送する覚悟がなければ落選でしょう」(前出記者)

 NHKに覚悟はあるか。

週刊新潮 2015年12月3日号掲載

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