抜擢「萩生田光一」官房副長官のご自慢は早稲田実業2度の停学

国内 政治 週刊新潮 2015年11月5日号掲載

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〈つなげたい! こども達の夢、日本の未来〉。官房副長官に抜擢され、出世の階段を上っている自民党の萩生田(はぎうだ)光一代議士(52)は、自身のホームページでこう謳(うた)っている。彼の来し方を知った日本のこども達は、果たしてどんな未来を描くことになるのだろうか……。

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 10月7日に行われた内閣改造により、一億総活躍担当相となった加藤勝信氏に替わって副長官の座を手に入れた萩生田氏。

「彼はこれまで、『総裁特別補佐』の肩書きを持っていたことから分かる通り、安倍側近のひとりで、『安倍命』の政治家です」

 と、政治部デスクが解説する。

「昨年10月、与野党が醜聞の撃ち合いをしていた最中、安倍総理が萩生田さんたちとの昼食会で『撃ち方やめ』と発言したと報じられ、問題になりましたが、この時、萩生田さんは、『それを言ったのは安倍総理ではなく私でした』と、“盾”の役を買って出たほど。でも最初に、安倍総理の発言だったかの如く、昼食会の会話の中身をブリーフィングして火をつけたのは萩生田さんだったとされています」

 兎(と)にも角(かく)にも、晴れて官邸入りした萩生田氏だが、この件が象徴するように彼は「軽口」で知られてきた。ゆえに、さる官邸関係者は、

「10月29、30の両日、菅(義偉)官房長官がグアム外遊で日本を離れるため、副長官である萩生田さんが留守を預かることになる。何も起きなければいいのですが……」

 と、懸念する。事実、先の「ブリーフィング事件」以外にも、彼には放言の過去がある。そのひとつが、「停学自慢」だ。萩生田氏は早稲田実業高等部から明治大学に「転校」するという、一風、変わった道を歩んでいて、早実OB曰く、

「今はほぼ100%、萩生田さんの時代でも半数以上は早実から早大に上がれたはずです。彼は問題児だったんでしょう」

■パー券と大乱闘

「早実から明大」の経歴はあまり誇れるものではないようだ。ところが、なぜか萩生田氏はそれを隠そうとしない。例えば、昨年行われたある「オフレコ講演」で、彼はこう豪語している。

「普通に真面目にやっていればそのまま早稲田大学に行けたんですけど、停学を2回受けちゃいまして、大学の推薦を受けられず、1年間、浪人して明治大学に進みました」

「停学の理由がふるってましてね。1回は卒業パーティーのパーティー券を売り歩いているのが、後輩の告げ口で(バレて)停学。もう1回は、高田馬場で朝鮮高校の生徒と大乱闘になってしまい、警察を呼ばれまして停学に」

 なにが「ふるって」いるのかよく分からず、未来を担うこども達に夢を与える話とは思えない。

 政治評論家の浅川博忠氏は、こう見立てる。

「世襲ではなく叩き上げの政治家である萩生田さんは、停学の過去がありながら、ここまで出世したとアピールしたいのでしょう。いずれにしても、安倍総理を守ろうという意識が強すぎると、それが鼻につき、反発を買う危険性があります。彼とは対極にある東大出身の官僚から疎(うと)まれ、情報が伝わってこないなどという事態にもなりかねません」

 こども達への教育上、くれぐれも、副長官としての任を果たせず「3度目の停学」となりませんように。

「ワイド特集 わが逢魔が時」より