「江川監督」をあきらめた読売巨人軍に刻まれている心的外傷

野球週刊新潮 2015年10月29日号掲載

“球界の盟主”らしからぬスッタモンダの末、高橋由伸の大抜擢となった巨人軍の監督人事。12球団で最年少となる“不惑”の指揮官が誕生するわけだが、世間の耳目を集めたのは対抗馬だった“還暦”の江川卓氏である。一時は有力視されるも、やはり古巣の心的外傷は大きかったようで……。

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「卓は将来、巨人軍の監督になりたいと言っている。口約束ではあるけど、今回の入団は、幹部候補生として将来の地位を約束された上でのことなんだ」

 1979年1月、“空白の1日”事件を経て、江川氏は正式に巨人入りを果たす。

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