スパイ容疑で拘束が続く「2人の日本人」のキャリア

中国週刊新潮 2015年10月15日神無月増大号掲載

 単なる偶然か。それとも何らかの意図があったのか。2人の日本人が中国当局に拘束されたのは、いずれも今年5月で、公安調査庁の協力者であった。当局から「スパイ行為」の容疑がかけられているそうだが、なぜ彼の地で怪しい行動を繰り返したのか、その経歴を検証してみる。

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 スパイ扱いされている2人は、日本在住の50代男性である。もっとも、彼らの人生を辿ると、所々で中国と交叉しているものの、本格的なスパイとしての殺気は全く感じられない。まず、中国東北部の遼寧省丹東市で拘束されたのは、神奈川県在住の脱北者である。

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