サメに食われるより危険度が高い「自撮り」死

社会週刊新潮 2015年10月8日号掲載

 古事記の「因幡の白ウサギ」がその背を渡ったのはワニであったかサメであったか。いまだ結論は出ていないようだが、『ジョーズ』の例を出すまでもなく、人食いザメの恐怖は古代から人間に刷り込まれている。

 シュモクザメの大量遊弋(ゆうよく)に日本の海水浴客が震え上がったこの夏、アメリカではノース・カロライナ州沿岸でサメが人を襲い、全米を恐怖に陥れた。だが、9月16日、米・旅行雑誌が発表したのは意外な事実だった。「信じがたいことだが」と前置きされたその記事によると、今年8月までのサメによる死者は8名で、「自撮り」を原因とする死者の方が多いというのだ。

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