黒柳徹子 ユニセフ親善大使になったきっかけは戦時中の体験にあった

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「戦争がなければ、私は女優にならなかった――」

 戦後70年を迎え、戦時中を知る方々の貴重な証言が各所で取り上げられている。戦争を体験した先人たちのなかには、それぞれの戦争体験を糧に、社会への奉仕活動や平和を願う運動に身をささげる方々もいる。女優の黒柳徹子さんもその一人だ。芸能活動のかたわら、ユニセフの親善大使として途上国や紛争の続く国にでかけ、困難な状況におかれた子どもと母親を支援する活動に励んでいる。

 その黒柳さんがユニセフの親善大使になったきっかけは、戦時中に身についた自身の感受性のおかげだったと近著『トットひとり』(新潮社刊)のなかで明かしている。...

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