【元少年A『絶歌』】「犯罪者」が手記で大儲けする日本に足りない「サムの息子法」

社会週刊新潮 2015年7月2日号 掲載

 賛否が渦巻く元少年Aの手記刊行。『絶歌』が、回収どころか増刷されたのを受け、騒動の余波は広がるばかりだ。そんな中、俄かに注目され始めた法律がある。犯罪者が本を出版した場合、その印税を被害者や遺族が容易に差し押さえられるようにする米国の法律、「サムの息子法」だ。

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 精神の崩壊を防ぎ、自己を救済するために、元少年Aは“禁断の書”を著したという。その内容には、類似犯罪の再発を防止するような教訓や公益性は読み取れず、被害者遺族への衷心からの贖罪の気持ちも見出せない。

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