いい大人は呆れて見ている「朝日新聞」の「訂正・おわび」掲載率39%

社会週刊新潮 2015年6月4日号掲載

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 戦前は軍国主義を賛美。しかし敗戦後は一転、左翼新聞に大転換し、中国や韓国に媚びて、日本人に自虐史観を植え付けようとした。極端から極端に走るのがこの新聞の特性で、それは今般の「訂正・おわび」連発でも遺憾なく発揮されている。

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〈今月から、記事に誤りがあった場合の訂正・おわびを原則、社会面に掲載します。これまでは、訂正対象となった記事と同じ面に訂正やおわびを載せていましたが、よりわかりやすくお知らせするため掲載面を固定することにしました〉

 朝日新聞は4月1日付の紙面でこう宣言。従軍慰安婦大誤報等を検証した第三者委員会の提言をもとに進めてきた改革の一つらしい。

「朝日は、誤報を指摘されても、言を左右になかなか訂正には応じない傾向が強かった。その最たるものが従軍慰安婦の誤報で、昨年まで32年間も頬被りを続けてきた。それが今では……」

 と呆れるのは、他の全国紙社会部デスク。確かに、これを皮切りに「訂正・おわび」が出るわ出るわ……。

〈2日付総合5面「医療研究の『司令塔』始動」の記事で、日本の基礎医学研究費は「円高による」海外研究材料の高騰などで実質10%近く減っているとあるのは、「円安」によるの誤りでした〉(4月3日付朝刊)

〈(5月)16日付社会面の(中略)記事で、国際NGO「AAR Japan 難民を助ける会」が「ハイチでは自衛隊ががれき撤去した後に学校を再建する事業を担い、紛争国での緊急事態には自衛隊の警護を受けてきた」とあるのは「ハイチでは自衛隊ががれき撤去した後に学校を再建する事業を担った」の誤りでした。AARが過去の支援活動で自衛隊の警護を受けたことはありません〉(5月18日付朝刊)

 中にはこんな訂正記事も。

〈11日付(中略)の記事で、「文学や古典芸能の造形も深い」とあるのは「文学や古典芸能の造詣(ぞうけい)も深い」の誤りでした〉(5月12日付夕刊)

 誤字・脱字まで対象とするのか。ともあれ5月25日の時点で、社会面に掲載された「訂正・おわび」は朝刊分で21回。掲載率は実に約39%にも上るのだ。

 これを受け、5月23日付紙面の「朝日川柳」にはこんな一句が投稿された。

〈毎朝のおわび楽しみ社会面〉

■ならば1面に出すべし

 元『週刊朝日』編集長の川村二郎氏はこう憤慨する。

「初歩的なミスが多く、“デスクや校閲は何をやっているんだ”と思いますね。校閲部門を縮小してきたことのツケでしょう。“なんでもかんでも謝っておけば、無難だろう”と思っているのでしょうが、読者に改革のポーズを見せているだけで、根本から直そうとする姿勢が見えない」

 当の朝日新聞は、

「訂正をまとめて掲載するコーナーも設けた」

 と言うが、

「そもそも訂正は、スポーツ面の記事ならスポーツ面にと、同じ面に出すのが原則。その面しか読んでいない読者もいるからです。分かりやすいところにというなら、1面の『朝日新聞』のロゴの下に出せばいい」(別の全国紙社会部デスク)

 1つの重大な事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するという。この労働災害における経験則の一つ『ハインリッヒの法則』に当てはめれば、朝日新聞はあと数年で、またもや日本に重大な被害を及ぼすような大誤報を打つ危険性を秘めていることになる。

「ワイド特集 瀬戸際の歩き方」より