バチカンが“人類の敗北”と怒った「同性婚」合法化

国際週刊新潮 2015年6月11日号掲載

 なにせ激怒なのである。

 5月22日、同性婚を認める憲法改正を国民投票に諮ったアイルランドは、賛成62%、反対38%の大差で同性婚合法化を決めた。1993年まで同性愛が犯罪だった国が、同性婚の法制化を国民投票で決めた世界初の国となったのだ。ところが、この興奮に冷や水を浴びせたのがローマ・カトリック教会の枢機卿だった。

「バチカン市国で法王に次ぐ地位にあるピエトロ・パロリン国務長官です。アイルランドは85%がカトリックで教会も政治的影響力がある。枢機卿は26日、ローマで会見を開き、“結果には非常に悲しんでいる。

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