独機墜落で甦った「逆噴射」教訓は生きているのか

社会週刊新潮 2015年4月9日号掲載

 独機の墜落事件で、いやでも甦るのが「逆噴射」の悪夢である。わが国でも1982年に、心に病を抱えていた機長によって日航機が墜落させられた。その教訓は生きているのか――。

 世界で精神疾患者に飛行機の操縦を許している国は一国もない。それが最も先進的で、ルールに厳格なドイツで起きてしまった。

 149人を巻き添えにしたアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)はマラソンにも参加し、一見健康そうだったが、精神科医院の受診歴があったのである。

 所属していたジャーマンウィングス社では精神面での定期健診はなく、会社もルビッツ副操縦士の既往歴を把握していなかった。

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