61歳で第4子が生まれる「三田村邦彦」夫妻の努力と食事

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 還暦を迎えて着る赤いちゃんちゃんこには“赤子に還る”の意が込められている。人生を一遍、振り出しに戻すというわけだが、まもなく第4子が生まれる三田村邦彦(61)は、まさにこれを地で行くことに。そこで“60代パパ”になるためのノウハウをご紹介する。

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 三田村は99年に中山麻理(67)と離婚したのち、10年5月、26歳下の番組制作会社勤務の女性と、5年の交際を経て再婚した。

「当初から夫人は子供を欲しがっていましたが、なかなか恵まれず、夫婦は数年前から不妊治療を続けてきました。中山との間には3男をもうけており、今回、初めて女児を授かったのです」(芸能デスク)

 すでに臨月を迎えている夫人は、念願叶うまでさぞ努力を積んだことだろう。一般に還暦過ぎて子づくりと聞けば、いささかの驚きを禁じ得ないが、日本性科学会名誉会員でもある熊本悦明・札幌医科大名誉教授は、

「人生50年と言われた昔ならともかく、現代で61歳の男性が子供を作っても不思議ではありません。老人になれば性欲がなくなる、という間違った常識が広がって珍しく見えるだけです」

 そう指摘しながら、

「精子の数はもちろん減少します。ピークの20代では精巣で1秒間に600個ほど作られ、1回の射精で1億個以上が出されますが、60代ともなれば、個人差はあるものの数千万単位にまで減る。その精子を作る睾丸の働きは、脳から出る男性ホルモンに左右されます。これが減少すると性欲が減退し、精子数にも影響が出るのです」

 男性ホルモン減少の原因は、主にストレスだという。

「睾丸に栄養を運ぶのは血液ですから、血液がドロドロになるような、生活習慣病に繋がる食生活はいけません。バランスよく食べて適度に運動すれば、70代でも子作りは可能です」(同)

■コレステロールは必須

 それでも、注意しないと逆効果になるという。

「睾丸は陰嚢に包まれて身体の外にありますが、これは温度調節のため。精巣は体温より2度ほど低くないときちんと機能しません。ところが、最近流行の男性用下着は、睾丸を体にぴったり密着させるタイプが多く、温度が上がってしまう。さらにそのパンツを穿いてジョギングなどするのは最悪です。精子数が減少するおそれがあり、睾丸の働きも低下してしまいます」(同)

 肝心の食事について、人間総合科学大学の柴田博・保健医療学部長が言う。

「精子を作るには亜鉛がよいと言いますが、ああいったものは不足している人が摂るべきで、そうでなければ却って害悪になりかねません。ウナギやまむしドリンク、粘り気のある食べ物なども基本的には迷信です。特定の部位や機能に効く物質というものは、そもそも存在しません」

 続けて、以下のように提言するのだ。

「生殖機能を司るホルモンは、コレステロールによって作られていますが、最近は、コレステロールは悪でなるべく摂るなという風潮が強い。これは大間違いで、国の基準は男性が750ミリグラム、女性が600ミリグラム未満。不足したら老化が進行するため、卵や魚、肉など1日に最低400ミリグラムは摂るべきです」

 4月下旬からロングランミュージカル『アニー』に出演する三田村は、

「今は無事に出産するのを願っています」(所属事務所)

“還暦過ぎの育児”とは、決して絵空事でないのだ。

「ワイド特集 愛と憎しみの『土壇場カップル』」より

週刊新潮 2015年3月26日花見月増大号掲載

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