危機管理から見た「実名・写真報道」/田中辰巳(危機管理コンサルタント) 少年犯罪の「実名・写真報道」私の考え

社会週刊新潮 2015年3月19日号掲載

 年明けの1月27日、名古屋大学の女子学生(19)が老女殺害の容疑で逮捕された。その1カ月後には川崎の少年(18)が中学1年生殺害の容疑で逮捕された。

 この2つの事件には4つの共通点がある。第一に容疑者が成年に近い未成年者である。第二に動機と犯行の蓋然性が低い。第三に殺害の手口が極めて残忍。そして第四に週刊新潮が実名と顔写真を報道した。

 少年法をめぐる論争は法曹界に委ねるとして、ここでは国民の「危機管理」という視点での検証をしてみよう。

 人が自分と愛する家族や仲間の生命や幸福を守るために、危機管理をする権利を持つことは明白である。

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