北アフリカにも魔手を拡げる「イスラム国」

国際週刊新潮 2015年3月5日号掲載

 黒装束の男に連れられて浜辺を歩いていく、21名の人質たち。オレンジ色の服を着た彼らは、うつぶせの格好で一人残さず斬首され、海が赤い血で染まる――。

 2月15日、過激派組織・イスラム国がネット上に公開した映像は、このようなものだった。手の込んだ編集はジャーナリストの後藤健二さんら、過去の人質の殺害ビデオとも重なるが、大きく異なることが一点。

「今回の映像はイスラム国の拠点であるシリアやイラクではなく、リビア北西部のトリポリで撮られたものだったのです」(外信部記者)

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