バンドマンに結婚を拒否された「優香」愛犬との2人暮らし

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 東日本大震災は言うまでもなく多くの人の心に深い爪痕を残したが、この人も震災を「転機」と捉えた1人である。タレントで女優の優香(34)。震災の翌年、「やりたいことを“いつかやれればいい”という感覚がなくなった。やりたいことはお芝居、舞台です」として、女優業に力を入れることを宣言してから3年。今年はNHKの大河ドラマで、主人公の姉を演じる機会に恵まれたが、ドラマの中でその役が陥る境遇と、優香のプライベートが奇妙に“シンクロ”していた……。

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 大河ドラマ『花燃ゆ』の主人公は吉田松陰の妹、杉文(すぎふみ)。こちらを演じているのは井上真央で、優香は文の姉、寿(ひさ)の役である。この寿が陥る「不幸な境遇」が描かれたのは、第2話だった。

 寿は格上の家との縁談がまとまり、喜びの絶頂にあった。が、同じ頃、伊勢谷友介演じる杉寅次郎(後の吉田松陰)は、東北視察の通行手形が届かないことに業を煮やし、ついに脱藩して旅に出てしまう。これによって杉家は窮地に立たされ、寿の縁談も破談。絶望のどん底に突き落とされた寿は一人、悲しみに暮れる。

 こうした寿の境遇と、優香の「私生活」には、奇妙な“符合”が見られる。実は彼女は昨年、私生活でも大事な相手との「別離」を経験していたのだ。

■引っ越し

 かつて「ダウンタウン」の松本人志や俳優の妻夫木聡との交際が報じられ、どちらかといえば男関係が「派手」な印象がある優香だが、知人によれば、

「芸能人ぶったところが全くなくて、ごく普通の女性。『結婚より仕事』というタイプでもなく、昔から結婚願望は非常に強いですね」

 そんな優香が2010年頃から交際していたのが、ロックバンド「ザ・ピロウズ」のリーダー、山中さわお(46)である。

「優香の方は山中と結婚するつもりで交際していました。1年、2年と交際が続く中で優香は“早く結婚を”と思い続けていたようですが、山中からは“俺はミュージシャンだから結婚するつもりはない”と言われてしまった。で、昨年の夏から秋頃に優香は山中と別れたのです」

 と、知人が続ける。

「別れた後、優香はそれまで住んでいた原宿から代々木上原のマンションに引っ越しています。心機一転、ということでしょう。そこで一緒に暮らしているのは、愛犬の“エアー”。カニンヘンダックスという犬種で、優香は“今は犬だけが癒し”と漏らしています」

『花燃ゆ』での寿は破談後、文と寅次郎の仲介により、寅次郎の親友である小田村伊之助との縁談がまとまる。一方、私生活での優香は、

「昨年末、女性誌で、三浦友和と山口百恵の次男で俳優の三浦貴大との交際が報じられました。が、実際は付き合っておらず、山中と別れてからは寂しい日々を送っていますよ」(同)

 結婚を望んだ相手との「別離」を経た後のストーリーは、全く“シンクロ”していなかったようである。

「ワイド特集 さよならの向う側」より

週刊新潮 2015年2月26日号掲載

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