大統領の“妨害”に迫った「アルゼンチン検察官」怪死事件

国際週刊新潮 2015年2月19日梅見月増大号掲載

 1月18日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのマンションで、ある男性の遺体が見つかった。部屋には内側より鍵が掛けられており、遺体の傍らには拳銃が置かれていたため、警察は当初“自殺”と処理――。

「しかし、死亡したのがアルベルト・ニスマン検事(51)だったことで、他殺説が浮上します。というのも、彼は翌日、議会で重大な証言をする予定だった。口封じに殺されたのでは、と疑われたのです」(現地記者)

 話は1994年にまで遡る。この年の7月、ブエノスアイレスのユダヤ人協会が爆破され、85人が死亡、300人以上が負傷するという凄惨なテロが起きた。

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