日本列島を5万キロ駆けずり回る「ももクロ」大宣伝

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 赤黄桃緑紫の5人娘が、全国回ってPR活動。アイドルグループ・ももいろクローバーZの主演映画『幕が上がる』が2月28日より公開されるのだ。

 劇作家・平田オリザ氏の同名小説が原作で、高校の演劇部を舞台にした青春モノ。『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督がメガホンをとった。

 先月末に発売した米のメタルバンド・KISSとのコラボ曲がオリコン2位に入るなど、アイドル界の雄として君臨中のももクロちゃんたちだが、元々、メンバーの多くは女優志望。

「ももクロといったら、いつも煩(うるさ)い変な衣装を着た子たちというイメージでしたが、一生懸命役を演じていましたよ。どうしても部長役のリーダー、百田夏菜子(20)の出番は多いけれど、他の子たちも場面数が同じくらいになるよう、割り振られていました」(映画評論家の北川れい子氏)

 本人たち以上に気合が入っているのは、所属するスターダストプロモーションである。なにせ舞台挨拶にあたっては、127の上映館すべてに赴く全国行脚の態勢を取り、“総移動距離5万キロ”“地球一周分以上”と大宣伝。その模様はBSスカパー!にてドキュメンタリー放送するそうな。

「今やももクロは、事務所の看板女優である北川景子(28)より稼げる存在になっていますからね。その舞台挨拶付き観賞券は1枚2000円で販売し、ライブ付き特別先行上映のチケット代は5000円。さらに先行上映はライブビューイングで全国の劇場に配信するので、さらなる収益が見込めます」(芸能記者)

 5月には同じ『幕が上がる』の舞台版が東京・Zeppブルーシアター六本木で上演され、こちらは1席6500円也。“今年発売のCD3枚でライブ応募抽選権獲得”の新システムも発表され、ファンの“息が上がる”……。

2015年2月12日号掲載

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