「敵国日本」のために戦った朝鮮兵たち/『検証 日本統治下朝鮮の戦時動員1937-1945』

中国

 朝日新聞社長の引責辞任で、慰安婦問題は国内的にはほぼ決着がついた。日本の植民地統治を弾劾してやまない韓日合邦の「民族主義的史観」の一角は崩れたかに見える。しかし、植民地支配という一点を拠り所に、「広義の強制性」という都合のいい観念による日本糾弾は、これからも生き延びていくだろう。

 本書はアメリカ人の朝鮮史研究者により二〇〇三年に提出された博士論文をもとにした日本統治下の朝鮮の実証的研究である。「民族主義的史観」が「強固な既得権」を持っているこの分野では少数派である。

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