小保方さんに実験ノートを見せろとはだれも言えなかった――「STAP細胞」とは何だったのか? 科学者本音座談会(2)

社会週刊新潮 2014年8月28日秋風月増大号掲載

 世紀の大発見であったはずが、瞬く間に日本の科学史のうえで最大級の汚点に堕し、世界的な学者の死までをも招くに至ったSTAP細胞騒動。いまや信用が地に落ちた日本の科学界の渦中にいる科学者たちが、一連の騒動の表から裏までを、本音で語り合った。

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丸山篤史 かつてiPS細胞などを扱っていたときは、上司からノートを細かく書くように言われました。人間の記憶は瞬昧なので、細かな違いを逐一チェックし、データや写真を残しながらブラッシュアップするように指導されましたね。

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