ソ連を崩壊させイラク戦争を終結させた? あの「ガッツ石松伝説」も超えた「最強伝説」を持つ男

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 チャック・ノリスをご存知ですか? 
「ブルース・リーの盟友で、相手役を務めた」「アクション映画にたくさん出ているヒゲの俳優」といった感想をお持ちの方が多いでしょう。ところがアメリカでは俳優だけでなく、数々の「伝説」を持つ英雄として、超人的な人気を誇っているのです。
「チャック・ノリス」をキーワードに、パソコンを叩いてみてください。「チャック・ノリス伝説」、「チャック・ノリスの真実」などのキーワードと共に、「チャック・ノリス・ファクト」という項目を追っていくと、以下のような“伝説”の数々を目の当たりにします。
「チャック・ノリスが卵を欲しい時、彼はニワトリをパカッと開く」
「キリンはチャック・ノリスが馬にアッパーを放ったことによって生まれた」
「チャック・ノリスは1羽の鳥で2つの石を殺せる」
「チャック・ノリスはあまりに動きが速いので、世界を一周して自分の後頭部にパンチすることができる」
 なんとも凄まじいエピソードばかり。以前、ガッツ石松さんの面白エピソードを集めた「ガッツ伝説」が話題になりましたが、こちらはそれを超える、まさに最強伝説なのです。

■「チャック・ノリスに武器など必要ない。彼こそが武器である」

「チャック・ノリス・ファクト」とは、チャックの「強さ」、「タフさ」、「完璧さ」、「絶対ぶり」などをジョークにしたインターネット上の書き込みです。
 ネットの特性ゆえアメリカはもとより、ヨーロッパ、中東、極東の国々で日々、更新されていますが、チャック自身が選んだ101のファクトについて、その“真実”を述べた『チャック全開! チャック・ノリス「最強」伝説』の中で、ブームの由来をチャックが明かしています。
「チャック・ノリス・ファクトは世界中に何百も何千もあると聞いた。インターネット上で日々増殖し、スピーチや本の中でも扱われ、さらにはアメリカ中の学校やトイレ、中東の戦地でも記されている」
 実際、チャックがイラクに駐留する米軍基地を慰問した時、
「チャック・ノリスが来た! 俺たち帰れるぞ!」
 という大きな看板があり、兵士たちは狂喜乱舞したそうです。

■「チャック・ノリスはコブラに噛まれ、5日間苦しんだ末……コブラが死んだ」

 昨年、公開された映画「エクスペンダブルズ2」はご覧になりましたか? シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリス、ジャン=クロード・ヴァン・ダムなど、ハリウッドを代表するアクションスターが総出演したことで話題となりましたが、わけても注目を集めていたのが、7年ぶりにスクリーンに登場したチャック・ノリスでした。
 その登場シーン――。
 たった一人で何十人ものテロリストを撃ち殺し、戦車まで撃破。悠然と姿を現すチャックにスタローンが、
「そういえば、アンタがキングコブラに噛まれたって聞いたが」
 チャックは小さく頷き、
「本当だ。丸5日、もがき苦しんだ後……コブラが死んだ」
 なんと、同書で最初に収められているファクトを、劇中で使用したのです。チャック・ノリス・ファクトに精通している世界各国のファンたちが熱狂したに違いありません。
 チャックの全開っぷりについ喜びの笑みがこぼれてしまいますが最後に、このファクトでしめましょう。
「最後に笑う者が最もよく笑う。チャック・ノリスを笑う者は、その笑いが最後となる」

デイリー新潮編集部